中国旅行添乗員レポート

VOL.7 2010年9月22日発  8日間
北京-ウルムチ-カシュガル-ホータン-ニヤ-沙漠公路-クチャ-ウルムチ-北京
NHK学園海外スクーリング シルクロードを訪ねて ~タクラマカン砂漠縦断の旅~

1日目
成田

北京

ウルムチ
2日目
ウルムチ

カシュガル
3日目
カシュガル

ホータン
4日目
ホータン

ニヤ
5日目
ニヤ

沙漠公路

クチャ
6日目
クチャ

ウルムチ
7日目
ウルムチ

北京
8日目
北京

成田



 6日目:クチャ→ウルムチ
 各自で朝食を召し上がられた後は、会議室にて堀内先生からの講義です。
クチャは仏教伝来を語る上では欠かせない鳩摩羅什(くまらじゅう)の生まれ故郷である亀茲国があった場所。堀内先生からはこの場所の重要性や鳩摩羅什の生い立ち、そして功績などを講義してもらいました。
そうした前知識を得た上で私達が最初に向かったのは『塩水渓谷』です。
塩水渓谷  『塩水渓谷』
この場所は唐王朝時代にインドへと渡り仏典を持って帰国し、その後仏典の漢訳に従事した玄奘三蔵がインドへ行く際通った道。切り立った岩肌や申し訳程度に流れる川の周囲には白く塩が滲んでいるのがわかります。この場所が『塩水渓谷』と呼ばれる所以です。
今でこそ道路が通り人も行きかう場所となりましたが、それでもほとんど人気もなく車が通るのも不便な場所。当時玄奘三蔵は道なき道を徒歩でインドへと向かったのだと思うと、知らず畏敬の念を抱きます。私達は玄奘三蔵の足跡が垣間見られるこの場所で記念撮影し、次の見学地へと向かいました。


太陽が次第に高くなってきた頃、私達が到着したのは『キジル千仏洞』です。
『キジル千仏洞』は亀茲国の仏教遺跡といわれています。切り立った岩山の壁面に掘削された石窟には今は見学しやすいよう階段が設置され整備されています。一般開放されている石窟は限られていますが、階段の上り下りもあるので10窟ほど見学すると優に2時間はかかります。また、石窟内は狭いので、ひとつの石窟に一度に入れる人数は10人前後です。 キジル千仏洞
私達は20名以上の団体でしたので、2手に分かれて見学することになりました。見学には専門のガイドがつきます。堀内先生のグループには日本語が比較的達者な男性ガイドが、私のグループについた女性は知識は申し分ないのですが日本語がまだ心許なかったので、私が通訳をしながら見学しました。皆様が一番心惹かれたのは、壁一面に仏教説法が描かれた石窟と、奈良の正倉院に保管されている五弦の琵琶が描かれた壁面でしょうか。五弦の琵琶は甘粛省の敦煌にある世界遺産・莫高窟の壁画にも描かれているので、ご存知の方も多いのではな以下と思います。昨年の「シルクロードを訪ねて」は西安・敦煌でした。今回のツアーに参加された方の中には昨年も参加された方がいらっしゃったので「同じものだねぇ!」と興奮してお話しされていました。



 見学を終えた後は敷地内にあるレストランで昼食をとり、次の見学地『スバシ故城』を目指します。元来た道を引き返し、再び塩水渓谷を眺めてバスはクチャ市内の方角へと向かいます。途中、幹線道路から少し離れた場所にあるのが『スバシ故城』です。
スバシ古城 この場所は玄奘三蔵が記した『大唐西域記』に記されているアーシュチャリア寺だと考えられており、亀茲国最大の寺院だった場所といわれています。城塞都市を彷彿とさせる非常に広大な遺跡で、川を挟んで東区と西区に分かれていますが、私達が見学したのは西区です。10メートルはあろうかという巨大な土壁は厚みもあり、崩れているとはいえ往時の力強さを残しています。
はっきりと当時の形を残している仏塔では全員で上に登り、故城全体をぐるりと見渡しました。対岸には東区も見え、行ってみたい気持ちはやまやまでしたが、飛行機の時間が迫っていることもあり、次回は東区を目指しましょうということで見学を終えました。

 私達は昨晩泊まったホテルに戻って夕食を食べ、すぐ傍の空港に向かうと、定刻より15分早く飛んだ飛行機でウルムチを目指し、1日目と同じ海徳大酒店に戻って体を休めたのでした。
     
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